
そして約一週間後の5月18日。
今日で通院最後になるかな?という期待を抱き、一人車で病院へ。
いつもと同じように10時過ぎに病院に到着。
待合室は今日も二、三人。
しばらく待って診察室に呼ばれる。
いつものように診察ポーズで待っていると先生が現れる。
「どうも。」
「こんにちは。」
挨拶を交わし、触診開始。
痛いことは痛いけど、前回に比べると全然楽。(痛い度:30)
先生が気を使って痛くないようにしてくれているのか、俺の傷がそれだけ良くなっている
のか。多分両方だろう。
「もう、(パットは)当ててない?」
「はい、何も当ててません。」
「痛みは?」
「時々、痔ろうの外側の穴が思い出したようにシクシク痛むときがありますが、
殆ど痛みません。」
次に金属だかガラスだか(恐らく肛門鏡と呼ばれる医療器具)を挿入。
「うん、完璧に(中の傷は)塞がった。」
今日はもう、パットもなしで終了。
「もう、次回は何かあったときだけで、基本的にもう来なくて良いです。」
やたっ。診察終了だ。
「あ、じゃぁ、保険の書類は、今日もらえますか。」
「うん、受付で言って。」
「で、Webの件なんですが、実名公開とLinkはどうしましょう?」
先生、ううーーんと唸って、3秒後に、
「ホームページは、面白おかしく書かれた方がいいんじゃないですか?
(なので、実名とLinkはやめてくれ。)」
「あ、そうですか。はい分かりました。どうも、お世話になりました。」
と挨拶をし、診察室を出た。
実名公開とLinkの許可はもらえなかったが、まぁ、仕方ない。
受付で会計を行い、保険会社用の診断書を受け取り病院を後にした。
こうして、手術から約1ヵ月半、初通院からは約5ヶ月、痔ろう発病から
約3年にわたる俺の痔ろう闘病は終了した。
