18.通院一回目−術後二週間目(4月12日)

 

退院してから初の通院日。退院してから初の外出。

まだ車の運転はできない状態で、円座を助手席に持ち込み、嫁さんの運転で病院へ 向かう。
嫁さんは数日前まで毎日この道を走っていたので、走りなれた道となっているが、 やはり、減速が少しつらい。

10時前に病院に着き、受付へ。朝の混む時間が一段落して、今は待合室はガラガラ。 俺のほかに、女性1人。

女性で思い出したが、この病気。女性も非常に多い。俺の入院していた4人部屋の 隣は、女性4人部屋の病室だったが、満員のようだった。
(女性部屋に入ってないので、正確にはわからないが。)
女性の場合は俺みたいな羞恥心の擦れたおっさんと違い、やはり恥ずかしさがあり 大変なようだ。
喫煙所で少しお話させてもらった女性入院患者さんは、「会社には大腸の炎症と 言ってます。」と仰っていた。

--- 程なく、看護婦さんに呼ばれた。

診察室に入り、診察ポーズを取る。慣れたものだ。入院中、毎日診察を受けていて、 そのときは、傷を見て、風(?)を当てる機械でシュッシュッとして、パット当てて 終わり。なので、今回も、同じだと、楽勝だと、高をくくっていた。

先生が来て、ちょっと挨拶して、
「おぉ、ずいぶん良くなってきたねぇ。」
とのお言葉。
「じゃ、診察します。」
と言うなり、指を入れて触診を始めた。

えー、はっきり言って、傷の治っていない肛門に指を入れられるのは、
痛いです。(痛い度:60)
久しぶりに診察台の上で
「痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、」という声をだしてしまった。
「はい、もう一回で終わります。」
と指を抜きながら、先生が言う。
(もう一回?!) 今度は、何やら金属か、ガラスのような物を入れ始めた。
えー、はっきり言って、傷の治っていない肛門に異物を入れられるのは、
痛いです。(痛い度:60)
再度、「痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、」という声をだしてしまった。

それも抜かれて、パット当てて、診察終了。
「傷は、順調に治ってますよ。今、五分直りと言うところ。肛門の形もいいし、問題は何もありません。」
という診察結果。

肛門は痛かったけれど、ボルタレンを飲んでいることもあり、割とすぐに痛みは 引いた。
経過順調ということで、良かった。