
今から約10年ほど前。
当時出向中の会社のトイレでびっくり。便器が血で真っ赤に染まった。
特に痛みも何も無かったけど、さすがに心配になり、胃腸科病院へ検査を受けに行った。
当時、心配したのは大腸の病気だった。
大腸の内視鏡検査を受ける為に二日間会社を休んだ。
なぜ、二日も掛かるのかというと検査の前日から検査準備が必要だったから。
前日の食事はすべてフリーズドライの検査食。三食とおやつも付いているけど、
その検査食セット以外は食べたらダメ。前日の就寝前に下剤。この下剤は小さな
目薬容器のようなものに入っていて、水に入れて飲むってだけで楽だった
けど、検査当日の朝飲む腸の中身を全部出す下剤は最悪だった。
顆粒の粉を水2リットルに溶かして、2時間かけて飲まなければいけないのだが、
その味たるや、ビニールを溶かし込んだような味。(ビニールを溶かし込んだ水を実際に飲んだ事はない。)
これほど不味い物を飲んだ経験はなかった。半分ほど飲んだところからトイレ通いが
始まり、最後は完全に排泄物が水と化す。
とまぁ、初めて大腸の内視鏡検査を受けたけど、結果は何もなく、検査の技師が
「腸には何も異常がありません、多分出血は痔でしょう。」と告げてくれて、
「あぁ、大腸に何もなくてよかった。」と俺は安心したのだった。
当時は痔に対する知識が何もなく、
「痔になると痛い。俺は今痛くない。なので、痔は心配ない。」
と判断していた。バカだね。
恐らくこのとき、肛門付近の腸に傷ができ、そこから細菌が入り込んだと思われる。
(確証はない。ひょっとするとただの切れ痔だったのかも知れない。)
