
このたび、痔ろうと内痔核(イボ痔)の外科手術を受けました。
自分が手術を受けると決まった段階で、どういった手術、術後経過を辿ること
になるのか知りたくて、Webで闘病記を検索し、読み漁りました。
そしてそれらは「ある程度」参考になりました。
「ある程度」というのは、病巣の状態、入院する病院の治療方法、術後の経過等、
人により全く変わってくるからです。なので、僕のこの闘病記も、「誰かのある程度」
の参考に、または、ただの暇つぶし読み物として、役に立てれば幸いです。
以下、基礎知識として、痔の種類を説明しておきます。
・痔核(じかく)
いわゆる「いぼ痔」です。肛門の中や外にイボができ、それが痛む痔です。
肛門の中にできるのが内痔核、外にできるのが外痔核と呼ばれます。
・裂肛(れっこう)
いわゆる「切れ痔」です。肛門が切れて出血したりする痔で、症状が軽いと
薬で治るそうです。
・痔ろう
痔の王様です。肛門付近の腸から細菌(ばい菌)が入り込み、肛門周辺の
組織を壊しながら膿の通る管を作り、膿だまりを作ります。この状態を
「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」と呼び、最終的には膿の通る
管が、肛門近くのおしりまで貫通し穴が空きます。(我が家ではこの穴を
「第二肛門」と呼んでいた。)膿の道が貫通した状態を「痔ろう」と呼びます。
肛門周囲膿瘍と痔ろうは、外科手術以外では治せないそうです。また痔ろうを
長期間ほったらかしにしておくと、膿の道が蟻の巣のような状態になったり、
10年というオーダーで放置しておくと、まれに痔ろうガンという癌になる
ことがあるそうです。
