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高山千代美のオリジナルソング

高山千代美のオリジナル・ソングをご紹介します。

日々の暮らしの中から生まれたささやかな歌を歌い続けています。
合唱曲もありますので、みなさんに歌っていただけたら嬉しく思います。
どうぞよろしくお願いします。

amano

大祓祝詞


 

  歌:高山千代美
 

       


  
   1.高天原     2.天の八重雲 
   3.大倭日高見國  
4.太祝詞
   5.天の磐門     6.大海原

   7.瀬織津比売   8.天つ神 國つ神

コメント

2023年8月、大学時代の友人らが所属する、合唱団コーロ・ヌォーヴォの定期演奏会で、ヘンデルのメサイアを拝聴しました。全3時間に及ぶ47曲をオーケストラとの共演で聴くのはとても迫力があり、圧巻のひとときでした。

その直後、ふとひらめき、私は日本人なのだから、日本語で日本の神話を歌いたい!!と。
そこでこれまで、長いからと諦めていた大祓祝詞も曲をわけて組曲にすればいいんじゃないの〜と思いました。

そこで大祓祝詞を検索してみると、美しい大和言葉でつづられていて、すぐにメロディーが浮かびました。

内容の区切りで8曲にわけて、初めての組曲は、1週間ほどで完成しました。しかも完成した日は、私が初めて
「21世紀の子どもたちへ」という歌を作った、2001年9月15日からちょうど22年目の2023年9月15日でした。
この歌を身近に聴いてもらえたらとても嬉しいです。
「美しい日本語」の歌を世界に広めたいと強く願っています。




大祓祝詞
(oooharae nokotoba)

組曲 大祓詞
 
     

                       作詞:大祓祝詞
                    作曲:高山千代美
                             
1.高天原
高天原に神留り坐す 皇親神漏岐 神漏美の命以て
八百萬神等を神集へに集へ賜ひ 神議りに議り賜ひて
我が皇御孫命は 豊葦原瑞穂國を 安國と平らけく
知ろし食せと 事依さし奉りき 

2.天の八重雲
此く依さし奉りし國中に 荒振る神等をば 
神問はしに問はし賜ひ 神掃ひに掃ひ賜ひて 
語問ひし 磐根 樹根立 草の片葉をも語止めて
天の磐座放ち 天の八重雲を 伊頭の千別きに 
千別きて 天降し依さし奉りき

3.大倭日高見國
此く依さし奉りし四方の國中と 
大倭日高見國を安國と定め奉りて 
下つ磐根に宮柱太敷き立て 高天原に千木高知りて 
皇御孫命の瑞の御殿仕へ奉りて 
天の御蔭 日の御蔭と隠り坐して 
安國と平けく知ろし食さむ國中に成り出でむ
天の益人等が 過ち犯しけむ種種の罪事は 
天つ罪 國つ罪 許許太久の罪出でむ
      
4.太祝詞
此く出でば 天つ宮事以ちて 
天つ金木を本打ち切り 末打ち断ちて  
千座の置座に置き足らはして 
天つ菅麻を 本刈り断ち 末刈り切りて 
八針に取り辟きて 天つ祝詞の太祝詞を宣れ

5.天の磐門
此く宣らば 天つ神は天の磐門を押し披きて
天の八重雲を伊頭の千別きに千別きて 聞こし食さむ
國つ神は高山の末に上り坐して 高山の伊褒理 
短山の伊褒理を掻き別けて聞こし食さむ
   
6.大海原
此く聞こし食してば 罪と言ふ罪は在らじと 
科戸の風の天の八重雲を吹き放つ事の如く
朝の御霧 夕の御霧を 朝風 夕風の吹き払ふ事の如く
大津辺に居る大船を 舳解き放ち 艫解き放ちて
大海原に押し放つ事の如く 彼方の繁木が本を
焼鎌の敏鎌以ちて 打ち掃ふ事の如く
遺る罪は在らじと 祓へ給ひ清め給ふ事を

7.瀬織津比賣
高山の末 短山の末より 佐久那太理に落ち多岐つ 
速川の瀬に坐す瀬織津比賣と言ふ神 
大海原に持ち出でなむ 

此く持ち出で往なば 荒潮の潮の八百道の八潮道の潮の
八百會に坐す 速開都比賣と言ふ神 持ち加加呑みてむ
 
此く加加呑みてば 気吹戸に坐す気吹戸主と言ふ神 
根國底國に気吹き放ちてむ 
      
此く気吹き放ちてば 根國 底國に坐す
速佐須良比賣と言ふ神 持ち佐須良ひ失ひてむ 
 
8.天つ神 國つ神 
此く佐須良ひ失ひてば 罪と言ふ罪は在らじと
祓へ給ひ清め給ふ事を 天つ神 國つ神 
八百萬神等共に 聞こし食せと白す