第二回 Greatful Dead

「Greateful Dead」というBANDをご存じでしょうか?
名前くらいは聞いたことがあるかも知れません。私も去年まで、名前だけは 知っていました。でもね、「Grand Funk Railroad」とごっちゃになってたりして (クスクス)。
基礎知識としては、
1.アメリカではめちゃくちゃ人気のあるBAND。(観客動員では常にTOP)
2.プロのミュージシャンにファンが多い。
くらいしかありませんでした。
今年(2001年)、ワーナーレーベル時代全アルバム、デビューアルバムから 9作品+デビュー前音源が12枚BOXとして発売されたのを機に聞いてみたく なり、買ってしまいました。
第一印象。「古くさー」。でも、古い良質なROCKが好きな僕には受け入れ易い 音楽でした。5枚目までは!
6枚目と7枚目。アコースティックをベースにしたアルバムで、「Workingman's Dead」、 「American Beauty」というタイトルなんですが、これが最初許せませんでした。 なぜなら、「これ、カントリーやん。」
どう聴いても、私にはROCKに聞こえませんでした。なるほど、本国アメリカで 人気があるのは、カントリー色が強いからか。日本では全くと言って良いほど人気が なく、本国とのギャップがものすごく大きいのは、このせいか。 僕は一人納得しました。続く8枚目、9枚目とLIVEの作品が続くのですが、 これが良い。DeadはLIVEが圧倒的に良いと聞いていたのですが、本当に良いです。 前述の2枚のアルバムの収録曲もやっているのですが、これが良いのです。 すると、あーら不思議。あれほど嫌だと思っていたカントリーフレーバーたっぷり の「Workingman's Dead」と「American Beauty」を聞き返してみると、これがもの すごく良く聞こえるのです。これは本当に不思議でした。以来、Deadにはまっています。
今までのリスナー人生で、これほど、「取っつきにくく、はまると凄く良い。」BAND はありませんでした。おそらく、もう10年若ければ聞けなかったと思います。 この年になって、JAZZや、CLASSICを聞けるようになったのも、Deadを「良い」と感じる一因 だと思っています。やっぱり、良質の音楽というのは、永くつきあえるものです。 (でも、間違ってもDeadを知り合いには勧めんやろな。)